しろしさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ401件目 / 全501件次へ »
ブログ

優待株と株式分割(ビックカメラ編)

日にちが変わってしまいましたが、昨日は(28日)は優待株の中で株式分割をした企業がいくつかありましたね。

 まず、昨日の分割銘柄でウオッチしていたのは(2593)伊藤園(厳密には伊藤園は優先株発行ですので通常の株式分割ではありませんが)と(3048)ビックカメラの2銘柄です。

 まず基本のおさらいですが、株主優待の仕組みとして規定株数を保持していれば権利を受けられますので、配当金の様に株数が増えれば優待も増えると言う単純な話にはなりません。

 例えば、(3048)ビックカメラの場合は1:2の分割でしたが、ビックカメラの場合

1株~5株未満 3000円分
5株~10株未満 5000円分
10株~100株未満 10000円分
100株以上 50000円分

の自社商品券となっています。

 ですので、1株しか持っていなかった人が2株になったからと言っても優待は1株の時と変わらずに3000円分の商品券だけですので1株だけ手元に残して1株は売却してしまった方が優待利回りは良くなる計算になりますね。
 その結果が今日の株価に現れて居ますが、1:2の論理価格である半値以上に下落しています。昔は分割後の子株が還流して来るまでタイムラグが大きかったですが、昨今はすぐに子株が入庫されるので、これらの要因による下落は比較的短期に収束すると思います。

 逆に新規で買う人に取っては美味しいですね(^^)
この(3048)ビックカメラの場合、長期保有者優遇制度がありますので、1株以上を連続3,4回まで長期で保有した場合は+1000円、連続5回以上(2年半から3年以上)保有すると+2000円の株主優待が追加で支給されますので、本日の終値の64200で計算すると

1年目
 3000 / 64200 = 0.0467...
1年半~2年半
4000 / 64200 = 0.0623...
2年半~
 5000 / 64200 = 0.0778...

と2年半~3年目以降は優待利回りだけで8%近くになり実際にはこれにプラスして配当も出ますから中々美味しい利回りになります(^^) 64200円なんてちょっと贅沢すれば簡単に消費して無くなってしまう金額なので買った後に買ったことすら忘れて(笑)超長期で保有しておいても楽しめそうですね。
 もちろん近くに店舗が無いと意味がありませんが、最近は京都店もオープンしましたし、今後店舗が増えてくるとこの優待利回りの良さなら欲しいと思って買いに来る個人も増えるのでは無いかな?っと思います(^^;)
 また、現在の水準は直近の安値水準ですので旨くすれば値上がり益も期待できるかもしれませんね(^^)

 なんか後半はビックカメラ株の宣伝の様になってしまいましたが、比較的元の値段が安く、個人が持ちやすかった優待株が1:2等きれいな数字で分割をすると分割直後に大きく下げ、その後時間を掛けてジリジリ戻すと言う傾向はいままでにも良くありました。

 これが東証1部の株などの場合はこの傾向を逆手に取って空売りが積み上がったりするので話は複雑になりますし、元の値段が高いと、この例の通りにはならない事も多いですねf(^^;)
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。