世界的な半導体不足で減産を余儀なくされていますが、米国や中国で市場環境が改善し、販売が増えたようです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減や、半導体不足の影響が出るとみていたため、５月時点では、600億円の最終赤字を見込んでいましたが、４〜６月期の新車販売台数が104万8000台と、前年同期から63％増え、米国と中国はそれぞれ７割増えたそうです。
為替がドルやユーロに対して円安に振れたこともプラスに働いたようです。
通年では、昨年相次いで投入した新型車の販売に加え、人件費や販売管理費などのコストを抑えた効果も見込んでいるようです。
内田誠社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）はオンラインの記者会見で、「ようやく、水面からちょっと顔を出してきた。ここからどう輝けるか、覚悟を持って進めていきたい」と述べたそうです。
中期経営計画「日産ネクスト」で掲げる営業利益率２％を今年度に達成できると強調したようです。
一方、半導体不足は続き、特に７〜９月期での影響が大きいとの見解を示したようです。
排ガス処理に使われるロジウムなどの原材料の高騰が続いていることもリスク要因に挙げたそうです。
2022年３月期への営業利益を押し下げる影響額を５月時点から350億円増やし、1850億円としたそうです。
さらに伸ばしていけるといいですね。
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