29日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は反落。前日比74ドル16セント安の8990ドル96セントで終えた。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを決定。発表直後には売りが先行したが、下値で値ごろ感などの買いが入ると地合いが好転した。ただ取引終了間際に大口の売りが出たため、ダウ平均は下げに転じて終えた。
S&P500種株価指数は10.42ポイント安の930.09で終えた。一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数の終値は7.74ポイント高の1657.21だった。業種別S&P株価指数(全十業種)では「通信サービス」や「公益」、「金融」など八業種が下落。一方、商品相場の上昇を追い風に「素材」と「エネルギー」が上昇した。