大きくギャップダウンしたが強い下げ渋りのサインも

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +53.79 @34,987.02, NASDAQ -108.82 @14,543.14)。ドル円為替レートは109円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,008に対して、下落銘柄数は1,058となった。騰落レシオは89.99%。東証1部の売買代金は2兆1550億円。

TOPIX -7 @1,932
日経平均 -276円 @28,003円

東証1部全体では高安まちまちだったが、米国株式相場でハイテク株が多いナスダックが下げたため、東京市場でも半導体株などハイテク株が売られた。さらに、ファーストリテイリングが今期の営業利益予想を下方修正し、エーザイは新薬への期待が剥がれ落ちたため、大きく下落した。この2銘柄だけで、日経平均をそれぞれ74円、49円押し下げた。その結果、日経平均は大きく続落し、下げ幅は一時、400円を超えた。しかし、28,000円を割り込むと押し目買いや空売りの買戻しが強くなり、下げ幅を縮小した。7月16日まで続いた日銀の金融政策決定会合では大規模な金融緩和の現状維持が決まった。しかし、これは事前の予想撮りで相場への影響はほとんどなかった。

日経平均の日足チャートを見ると、大きくギャプダウンして始まり、さらに下げていったが、その後切り返して上下に長めのひげを引いた短陰線で終えた。6月21日安値辺り(@27,795円)で強く下げ渋った格好である。これでも下げ止まらない場合、次の下値支持線として意識されるのは7月9日安値(@27,419円)である。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、医薬品(1位)、精密機器(2位)、鉱業(3位)、陸運(4位)、その他製品(5位)となった。

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