動点Pさんのブログ

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レバナス 買ってみた(短期予定)

こんにちは。動点Pです。

今週のS&P500とNASDAQ総合指数を振り返っておきましょう。

日付  指数    値    前週比  年初来
07/02 S&P500  4352.34 1.67% 17.61%
07/02 NASDAQ 14639.33 1.94% 15.28%

S&P500もNASDAQ総合もどちらも上がりました。年初来の上昇率でみるとまだS&P500のほうが上がっていますが(それにしてもS&P500強いですね)、今週はNASDAQのほうが力強く上がってきました。予想通りです。

前回のブログで、「iFreeレバレッジ NASDAQ100」を提案してみたのですが、やはりこれは自分で買ってみるのが一番だろうと思って、少し買ってみました。これから8月中旬くらいまで持ってみようと思います。でも怖くなったら早めに売ってしまうかもしれません。投資信託はすぐに売買できるETFとちがって約定や売却が遅れるので、短期で売買するのは向いてない気がします。

それにしてもこの商品、ツイッターで検索すると「レバナス」といってとても人気があるようです。かなりの割合をレバナスにつっこんでいる人も多いようです。実際、この商品は設定来おどろきの上昇をしていて魅力があるのもわかります。2018年10月設定で、これまでに+236.14%(2021/7/2現在)です。なんと3年弱で3倍強です。

とはいえ、レバレッジ商品は下がるときも2倍で下がるのでリスクもあります。加えて、上がったり下がったりを繰り返すと逓減といって元に戻らずにむしろ減ってしまうことが知られています。こうしたリスクをどうとらえるか、ということでしょうね。

私は、このレバナスが怖いと思っているのは、2000年ごろにドットコムバブルの崩壊があったからです。

google finance: NASDAQ総合指数

NASDAQ総合指数は2000年3月に5048をつけたあと、ずるずると下げていき、2002年9月には1199まで下がっています。なんと1/4以下になってしまっています。もしレバナスに全振りしていたら、資産は1割を切るのではないでしょうか。ほとんど残りません。NASDAQ総合指数がこの5048を超えるのは2015年のことですから、損切できずに持っていたら資産額が回復するのに13年かかるということです(実際にはレバレッジがあるのでもっと長くなるでしょう)。ちょっと現実的に待てる時間ではありません。

もちろん今のFRBもアメリカ政府もこのドットコムバブルの政策的な失敗はよくわかっているでしょうし、同じことは繰り返さないと考えているに違いありません。パウエル議長の言動をみていてもそう思います。そして米国市場はコロナ禍も力強く乗り越えつつあります。しかし株式市場は、なにが起きるかわからないから今日も上がったり下がったりを繰り返しているわけで、レバナスのリスクが小さくなるわけではありません。

FRBが公式に発表しているように、アメリカの成長率は今後鈍化していくと予想されています。そして8月終わりのジャクソンホール会議では政策金利の利上げの話がでるといわれています。テーパリングが本格的に終了し、さらに政策金利の利上げが始まると、現在NASDAQを引っ張っている企業の高いPERが嫌気されるようになると思います。なので私はレバナスは8月中旬までに手放そうと思っています。

閑話。

しかしそれにしても、日本の複雑な上げ下げを繰り返す個別株に比べて、米国の株は本当に美しいチャートがありますね。

マイクロソフト $MSFT

アップル $AAPL

これなら投資してみたい、と思うのも無理はありません。

いや、日本にもモノタロウがある、という人がいるかもしれませんけども、
くらべてみるとやはりチャートの形はかないません。
MonotaRO (3064)

個人投資家からみれば、いまはまだアメリカの市場のほうが魅力がありますよね。私もこの夏はNASDAQとS&P500に一喜一憂しそうです(笑)

ではではー。
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