好材料よりも悪材料により反応しやすい地合い

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +9.02 @34,292.29, NASDAQ +27.83 @14,528.34)。ドル円為替レートは110円台半ばでの動きだった。東証1部では、上昇銘柄数が786に対して、下落銘柄数は1,296となった。騰落レシオは98.21%。東証1部の売買代金は2兆3477億円。

TOPIX -6 @1,944
日経平均 -21円 @28,792円

ナスダックが史上最高値を更新した。これを受けて日経平均は買い先行で180円高ほど上げたが、その後売りに押された。6月の中国購買担当者景気指数(PMI)が製造業、非製造業ともに前月を下回ったことを警戒して、中国および海外経済と連動しやすいい景気敏感株の一角は売れた。日本国内でも新型コロナウィルスの変異株の感染者が増加しており、さらに、政府がワクチンの職域接種の新規受付を当面停止するとの方針を示したため、景気回復がその分だけ遅れるとの懸念から、売りがやや優勢となった。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日とほぼ同じで、横向きの10日、25日、60日移動平均線が収斂しており、株価は少しだけその下にある。短期の基調は横ばいであるが、好材料よりも悪材料により反応しやすい地合いである。

33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、食料品(2位)、電気・ガス(3位)、精密機器(4位)、空運(5位となった。

優利加さんのブログ一覧