10日、25日、60日の各移動平均線が横向きに収れん

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +322.58 @34,196.71, NASDAQ +97.98 @14,369.71)。ドル円為替レートは110円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,595に対して、下落銘柄数は504となった。騰落レシオは99.56%。東証1部の売買代金は2兆1422億円。

TOPIX +16 @1,963
日経平均 +191円 @29,066円

バイデン米大統領は、1兆ドル(110億円)規模のインフラ投資計画で超党派議員の上院議員10人と合意したと明らかにした。共和党が反対しているためバイデン氏が求めてきた法人増税は含めていない。インフラ支出が拡大するとの期待が米国株式相場を押し上げた。この流れを受けて、本日の日本株は鉄鋼株や機械株など景気敏感株を中心に上げて、日経平均は大きく上昇した。ただ、日本固有の買い材料が不足しており、買いが一巡すると上値が重くなった。

日経平均の日足チャートを見ると、10日、25日、60日の各移動平均線が横向きに収れんしつつあり、株価はその少し上に浮上してきた。エネルギーが溜まっているので買い材料さえ出てくれば上に放れやすい。そのエネルギーになりそうなものは、ワクチン接種がさらに進展して新型コロナ新規感染者が明確に下げて経済活動の正常化が確実になることだろう。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、鉱業(2位)、非鉄金属(3位)、化学(4位)、電気機器(5位)となった。

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