元祖SHINSHINさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ392件目 / 全2758件次へ »
ブログ

「老いなき世界」メトホルミン編

読み応えがありすぎて、長い時間をかけて読んだのだが、
時間が経つにつれ、何が書いてあったのか片っ端から記憶が薄れていくという書籍。

再読を重ねて、この書籍の構成を己の頭脳に再認識させる作業が、どーしても必要になってくる。

★「LIFESPAN 老いなき世界」
  デビッド・A・シンクレア、マシュー・D・ラプラント著 梶山あゆみ訳
 東洋経済新報社 2020.9.29.第1刷 2020.10.2.第2刷

再読を重ねるのは置いといて、記憶に残っている断片を紹介してみる。
それがどこに書いてあったのか付箋もしないで読んでいたのだが、
ページを適当にパラしているときに再発見した箇所に、
メトホルミンに関する記述を見つけた。

     *

メトホルミンに関しては、その長寿作用ないし抗がん作用が有名らしく、
タイなどでは市販薬として買えるとあったが、そのページがどこだったか不明。

結局、メトホルミン摂取による効果は、糖質制限をしたときと酷似しており、認知症、うつ病、心血管系疾患、虚弱、ガンなど予防するとされている。(P.222より)

メトホルミンはミトコンドリアの代謝反応を制限し、ブドウ糖などをエネルギーに変換する作用を遅らせるという。すると、AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)が活性化し、これがきっかけとなり、有用な生理活動カスケードが活性化するという。ガンの予防効果については25件の研究から、肺ガン、結腸・直腸ガン、膵臓ガン、乳ガンに特に有効だという。

こうした研究の中心人物として、イスラエルとアメリカの国籍を有するニール・バルジライ氏が紹介されており、彼は米国FDAに働きかけて、このメトホルミンを老化治療薬として許認可させるべく尽力しているという。

この証明実験が成功すれば認可する意思を、FDAはすでに表明済みという。

なお、この話はほんの端緒に過ぎず、遺伝子を関与させたもっと複雑な話がてんこ盛りで紹介されており、世界の富裕者層は特に注目しているという。

また逆に、こうした活動に批判的な勢力もいて、共和党の●×筋がその中心だという。怪しい。


4件のコメントがあります
  • イメージ
    元祖SHINSHINさん
    2021/6/18 15:49
    メトホルミンのガンに対する予防作用研究から転じると、これは糖質制限によりブドウ糖の血中濃度を減らす効果を間接的に証明していると言えよう。つまり、糖質制限にもすぐれたガン予防効果を期待できる。実に理にかなっている。
  • イメージ
    元祖SHINSHINさん
    2021/6/18 15:58
    こうした知見を生かして糖質制限を推奨している内分泌科の医師を発見した。その治療を受けている顧客が、オイラの店に来ている。その顧客は、糖質制限+メトホルミンで治療に挑んでいる。糖尿病患者で、糖質制限をしてみたいという向きに、この医師をオイラは紹介するつもりだ。
  • イメージ
    yoc1234さん
    2021/6/18 18:27
    糖尿病の薬にも長生きできる薬があるらしい。

    みんな知らない。
  • イメージ
    元祖SHINSHINさん
    2021/6/19 02:58
    糖尿病でないのならば、糖質制限の方が、医者に通わなくてイイので楽ですよ。
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。