早晩60日移動平均線を上に抜けそう

優利加さん
優利加さん
昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -126.15 @34,630.24, NASDAQ +67.23 @13,881.72)。ドル円為替レートは109円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄がの方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,399に対して、下落銘柄数は692となった。騰落レシオ107.45%。東証1部の売買代金は2兆1864億円。

TOPIX +2 @1,963
日経平均 -56円 @28,964円

米国株式市場では米長期金利低下を好感してハイテク株が上がり、ナスダックが上昇した。G7の会合で、法人税率の最低税率を15%とすると明記した共同宣言を採択した。普通なら、低税率の恩恵を受けてきたGAFAをはじめとする巨大IT企業にとっては売り材料と見なされそうだが、現実的には実施は早くて2023年以降だろうとマーケットは見ているようで、最低税率引き上げという悪材料よりも長期金利低下という好材料に反応した。ナスダックの上昇を受けて、日経平均も上げて始まったが29,000円前後では上値は重く、利益確定売りに押し戻された。しかし、下値も堅い。新型コロナウィルスのワクチン接種が大学や職場でも開始する動きが加速しており、経済活動の正常化が早まると期待されているからである。

日経平均の日足チャートを見ると、横向きの60日移動平均線の下、上向きの10日移動平均線の上という狭い範囲で9日連続、横這いが続いている。上向きの10日移動平均線に沿って上がってきたが、横向きの60日移動平均線が上値抵抗線として頭を抑える形となっている。早晩、上に抜けそうに見えるが。

33業種中17業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、医薬品(2位)、電気・ガス(3位)、空運(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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