「ワクチン相場」の到来を待っている

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +3.36 @33,984.93, NASDAQ -48.56 @14,090.22)。ドル円為替レートは108円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が628に対して、下落銘柄数は1,481となった。騰落レシオは89.25%。東証1部の売買代金は2兆7025億円。

TOPIX +6 @1,909
日経平均 +62円 @29,054円

今日も小動きだった。5月の大型連休を前に持ち高調整の売りも出て、さらに、多くの人々が出歩くのでコロナの感染者が増えるのではないかという懸念も高まり、上値は重かった。世界的には経済の正常化が進んでおり、それに伴い企業業績も改善すると期待されている。ただ、日本は3度目の緊急事態宣言が発令されるほど新型コロナウィルス感染再拡大の収束はまだ見通しが立たない。したがって、今期の業績見通しは慎重な数字が予想される。昨年3月中旬以降は金融政策と財政政策を頼りに株価は上昇して来たが、今年2月中旬でその神通力は切れ、金融相場から業績相場へ移行できるかどうかの過渡期にある。上昇のきっかけは、ワクチン接種の普及が十分広まったとマーケットが感じた時だろう。その時は「ワクチン相場」となるかもしれない。それは秋ごろまでずれ込みそうだ。

日経平均の日足チャートを見ると、依然として10日および25日移動平均線の下に沈んだままで横這いが続いている。

33業種中19業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、鉱業(2位)、輸送用機器(3位)、その他製品(4位)、不動産(5位)となった。

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