東証大幅続落 バブル後安値に急接近、業績懸念で輸出株安

kuma_kuroiwaさん
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 24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落。大引けは前日比811円90銭(9.60%)安の7649円8銭と、2003年4月28日に付けたバブル後安値(7607円88銭)に急接近し、5年6カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。下落率は歴代5位となる。世界的な景気減速への警戒感が強まるなか、外国為替市場で急ピッチな円高が進み、ハイテクや自動車など主力の輸出関連株が業績悪化懸念から大幅安となった。前日大引け後に今期業績予想の下方修正を発表したソニーが大幅安となり、相場全体の地合いが悪化した。
 内外の機関投資家がリスク資産である株式の持ち高を減らすため処分売りを継続した。顧客の解約に備えたファンドの換金売りや、信用取引の追加保証金(追い証)発生に伴う個人投資家の売りも出たという。東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、03年5月以来の安値水準を付けた。
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