決算が出揃うまでは動けないか

優利加さん
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昨年の米国株式相場は大きく上昇した(DJIA +305.10 @34,035.99, NASDAQ +180.92 @14,038.76)。ドル円為替レートは108円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,021に対して、下落銘柄数は1,051となった。騰落レシオは110.63%。東証1部の売買代金は2兆555億円。

TOPIX +2 @1,961
日経平均 +41円 @29,683円

米国ではダウ工業株30種平均が最高値を更新し、ナスダックもS&Pも上昇した。この流れを受けて日本株も買い先行で始まったが、日本国内では新型コロナウィルス感染が拡大であるため上値は重い。米国ではワクチン接種が進んでおり、小売り売上高が回復しているが、日本ではワクチン接種率が低く、非製造業の景気回復が思うように進んでいない。市場の雰囲気は決算発表の結果を見てから決めようということだろう。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きとなった10日移動平均線に沿うように横這いが続いている。上下の方向感は全くない。2021年3月期決算が出揃う5月中旬(決算期末から45日以内に決算短信を発表する)までには方向性が見えてくるはず。逆に言えば、決算が出揃うまでは動けないか。

33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1)、保険(2位)、空運(3位)、不動産(4位)、精密機器(5位)となった。

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