数カ月先までには上下どちらかにトレンドを描き始めているはず

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +53.62 @33,730.89, NASDAQ -138.26 @13,857.84。ドル円為替レートは108円台後半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,259に対して、下落銘柄数は845となった。騰落レシオは112.44%。東証1部の売買代金は2兆200億円。

TOPIX +7 @1,959
日経平均 +22円 @29,643円

決算発表が相次いでいるが、高すぎた期待に届かないために売られる銘柄も少なくない。特に、小売り株ではその傾向が顕著だ。製造業も業績の急回復を期待して買われてきたが、高値警戒感が高まっており、頭打ち傾向である。それでも以前ほど強くはないが、景気回復期待は続いていおり、これが株価を押し上げようとする力である一方、日本国内での新型コロナウィルス感染が明らかに再拡大しており、こちはら株価を押し下げようとする力である。両者の力がほぼ均衡しているため、横ばい相場が続いている。今日の業種別上昇率トップ5はどれも景気敏感業種であるが、上昇率トップの海運は昨日時点での空売り比率が56.6%とダントツで高かったためその買戻し圧力によって大きく上がったと見られる。

日経平均の日足チャートを見ると、やや上向きの10日移動平均線の下に僅かだが沈み込んでいるが、2月中旬以降のトレンドは横這いである。数年先は確実にそうなっているだろうが、数カ月先までには上下どちらかにトレンドを描き始めているはずだ。それがどちらになるのかは今の時点では明確には分からないが、動き始めたらその波に乗ることが正解である。

33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、鉱業(2位)、石油・石炭(3位)、非鉄金属(4位)、鉄鋼(5位)となった。

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