「はらみの下抜け」明確な売り線

優利加さん
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昨日の米国株式相場は下げた(DJIA -121.43 @31,270.09, NASDAQ -361.03 @12,997.75)。ドル円為替レートは107円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が787に対して、下落銘柄数は1,295となった。騰落レシオは106.64%。東証1部の売買代金は2兆7612億円。

TOIX -20 @1,885
日経平均 -629円 @28,930円

米長期金利が再び上昇して1.5%の水準まで上げてきたため、米国株式相場、特にハイテク成長株の多いナスダックは大きく下げた。これを受けて東京市場でも値がさ成長株を中心に売り優勢となった。米株価指数先物やアジア株も下げたため、日本株全般の売りが加速した。日経平均の下げ幅は一時、800円以上となった。今は、新型コロナウィルスよりも米長期金利の上昇が株式相場にとってより大きな懸念材料となってきた。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日の「はらみ線」を下抜けて「はらみの下抜け」となり明確な売り線となった。25日移動平均線を再び割り込み、10日移動平均線は下向きである。10月30日安値と2月1日安値を結んだ上昇トレンドラインも割り込んだ。どうやら調整が少し長引きそうである。

33業種中26業種が下げた。下落率トップ5は、非鉄金属(1位)、情報・通信(2位)、その他製品(3位)、空運(4位)、精密機器(5位)となった。

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