21日の米国株式相場は大幅反落。ダウ工業株30種平均は前日比231ドル77セント安の9033ドル66セント、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同73.35ポイント安の1696.68で終えた。前日に急反発したため、利益確定売りが出やすかった。市場予想を下回る主要企業の決算や見通しが目立ったことも嫌気された。
前日にダウ平均が413ドル高と大きく上げたため、この日は利益確定や持ち高調整の売りが出やすかった。前日夕から通信系半導体大手テキサス・インスツルメンツ(TI)や建設機器大手のキャタピラー、化学大手デュポンなど主要企業が発表した決算や見通しが市場予想を下回り、業績懸念が強まったことも売りを誘った。引け後に決算を発表するアップルやヤフーなどにも売りが膨らみ、ナスダック指数を押し下げた。