1日で25日移動平均線を回復した

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場はダウ工業株30種平均株価は大きく続落したがナスダックは小幅反発した(DJIA -469.64 @30,932.37, NASDAQ +72.91 @13,192.34)。ドル円為替レートは106円台半ばの先週末比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、 上昇銘柄数が1,931に対して、下落銘柄数は229となった。騰落レシオは107.34%。東証1部の売買代金は2兆4773億円。

TOPIX +38 @1,902
日経平均 +697円 @29,664円

先週末は米長期金利の急上昇(1.61%まで)を警戒して株式相場は急落したが、その後は金利上昇が一服した(1.4%台で推移)したことで株式市場に安心感がやや戻った。先週末に日経平均は1,202円安と大幅安になったので、自律反発狙いの買いや押し目狙いの買いも入混じり、日経平均の上げ幅は一時700円を超えた。日本企業の業績回復期待は根強く、下げるとすぐに押し目を拾おうとする買いが入る。ただ、今日のところは先週末に急落した値幅の約半分しか取り戻せなかった。米長期金利の上昇傾向に対しては、FRBのパウエル議長は「経済再開や経済成長への市場の期待の表れ」として静観しているが、金利上昇が行きすぎて景気を冷やしかねないと判断すれば、量的金融緩和を強化するはずだと市場関係者の多くは見ているようである。米長期金利の動向と新型コロナウィルスの感染状況とワクチン接種の普及の速さを睨みながら、高値圏でのもみ合いがまだしばらく続きそうだ。

日経平均の日足チャートを見ると、先週末に上向きの25日移動平均線を割り込んんだが、今日は早くもその上に再浮上した。これで再び上昇トレンドの範囲内に戻った。25日移動平均線が上向きである限りは買い狙いが確率的に正解である。ただ、2月16日の高値@30,714円を上抜けるにはある程度の日柄が必要だろう。

33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、情報・通信(2位)、建設(3位)、小売り(4位)、機械(5位)となった。

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