今朝の「第五話」に続く「第六話」を、投稿でぇーす!
アハハハ
先物の理論価格に「配当金が含まれる理由」とは、金利のそれと同じです。
原資産と先物を比較した場合、原資産は配当金を貰えますが、先物は配当を貰えません。
つまり、先物を購入すると不利になるため(現物を購入した方が有利となるため)に「市場原理」が働き、その分先物理論価格は安くなるんです。
「配当金と株価の関係」について、もう少し詳しく書くと、株には配当金が出ると、その分の株価が下がりますが、これが所謂「配当権利落ち日の株価
下落」とも言われる内容です。
アハハハ!
例えば、1株1,000円の株が1株あたり10円の場合には、配当の権利確定日翌日の株価は理論上では、10円下がります(勿論、配当以外の要因によっても株価は上下に動きます)。
仮に10円下がらないとすれば、権利確定日引けにその株を購入して、翌日の寄りで売却すれば、タダで配当金を貰えることになるんです。
従いまして、配当金に関しても、先物と原資産のうち有利な方には買いが入り、不利な方には売りが入るために配当金が貰えない先物の方が、安くなると言う事です。
先物は限月があります。日経平均先物の場合は3・6・9・12月がメジャー
SQになります。この限月間、例えば3月限月先物と6月限月先物の間では配当分の下落が生じます。
これにより、ロールオーバー時には原資産よりも、配当金分安く先物が購入できることとなり、実質的に配当金を貰えることになります。
本シリーズは、次回の第7話で「完結編」にしたいと思いまーす!
アハハハ!!