25日移動平均線が上向きである限り、買い狙いが正解

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -7.10 @31,430.70, NASDAQ +53.24 @14,025.77)。ドル円為替レートは104円台後半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,004に対して、下落銘柄数は1,107となった。騰落レシオは125.03%。東証1部の売買代金は3兆202億円。

TOPIX +3 @1,934
日経平均 -42円 @29,520円

日経平均は2月1日から昨日までに終値ベースで1,899円上げた。この流れを受けて前場は高く始まったが、上昇ピッチが速すぎることを警戒した売りがやや優勢となった。ただ、市場予想を上回る決算発表が相次いでいることや、米国の追加経済対策に対する期待も根強く、少し下げるとすぐに押し目買いが入った。本日、コロナワクチンが日本に到着し来週から接種が始まる見通しである。このため次第に経済活動が正常化していくとの期待が支配的であり、上昇基調は簡単には崩れなさそうである。

日経平均の日足チャートを見ると、今月に入ってから昨日までに約1,900円上げたが、ほとんど下げらしい下げがない強気の相場が続いている。今後、少しくらいの調整はあるはずだが、25日移動平均線が上向きである限り、買い狙いが正解である。但し、当然のことながら、どのタイミングで買い、どのタイミングで手仕舞いするかの巧拙により期待リターンは大きく異なる。この期待リターンをできる限り大きくし、且つ、安定化するにはどうしたら良いか。株式投資・トレードは純粋な科学でもなければ、純粋な博打や運でもない。株式投資・トレードの本質は「経験科学」である。科学のように「理論」があり、経験により定石化した「原理原則」がある。それらは、過去の株価の動きと業績見通しの変化を照らし合わせ、統合して徹底的に検証すると鮮明に見えてくる。株価がなぜ上昇トレンドとなっているのか、或いは逆に下落トレンドとなっているのかその理由が明確に分かる。しかし、例えトレンドの方向が分かっても、日々の動きは雑音のようにランダムに動くため、心を訓練していない人はその雑音に惑わされて振り回される。無駄打ちを連発し、その結果、ロスカットの連続でモチベーションを失うか、塩漬け株の山を抱えることになる。それを制御しつつリターンを安定化する技術が建玉操作である。株価の「理論」を不動の土台として「原理原則」と「建玉操作」を一気通貫した株価の考え方・見方・やり方の体系が「売買ルール」である。このような「売買ルール」が生涯現役を精神面でも技術面でも支えるのである。さて、明日から第58期売買ルール構築勉強会が始まります。参加予定者の人は上記のことを肝に銘じて「洗脳されるつもりで(笑)」参加して下さい。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、金属製品(1位)、証券(2位)、その他製品(3位)、銀行(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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