短期的な過熱感は出てきたが・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は続伸した(DJIA +237.52 @31,385.76, NASDAQ +131.34 @13,987.64)。ドル円為替レートは104円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が933に対して、下落銘柄数は1,160となった。騰落レシオは124.12%。東証1部の売買代金は3兆1881億円。

TOPIX +2 @1,926
日経平均 +117 @29,506円

米国では、民主党は単独強行採決を可能にするリコンシリエーション(財政調整法)を活用することも辞さない構えである。それと並行してイエレン財務長官が「財政は大胆に」と援護射撃を行っている。民主党が単独でも推し進めようとしている追加経済対策案は早期に成立するとの期待から、米国主要3株価指数が揃って史上最高値を更新した。これを好感して、日経平均もTOPIXも小幅続伸した。ただ、昨日のように全面高に近いような上げ方ではなく、原油高を背景に鉱業株や石油株は上げたが、昨日目立って上げた空運、陸運、鉄鋼などの景気敏感株は利益確定売りが優勢となって下げた。

日経平均の日足チャートを見ると、昨日大幅高となったにもかかわらず、本日も小幅続伸して昨年来高値を更新した。騰落レシオは120%台に上昇してきたため、短期的な過熱感は出てきた。しかし、25日移動平均線乖離率はまだ4.0%なので、この指標からの過熱感はまだない。

33業種中14業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、鉱業(2位)、情報・通信(3位)、精密機械(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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