30年6カ月ぶりに終値ベースで29,000円台を回復

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +92.38 @31,148.24, NASDAQ +78.56 @13,856.30)。ドル円為替レートは105円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,710に対して、下落銘柄数は429となった。騰落レシオは119.86%。東証1部の売買代金は3兆3924億円。

TOPIX +33 @1,924
日経平均 +609円 @29,389円

米国の上下両院が前週末に予算決議案を可決して、1.9兆ドル規模の追加経済対策案が成立する見通しとなった。米景気回復に対する期待が膨らみ、東京株式市場でも買いが優勢となった。世界景気の早期回復が期待され、鉱業株、海運株などの景気敏感株の上昇が目立った。これらを背景に、日経平均は大きく続伸して、1990年8月3日以来30年6カ月ぶりに終値ベースで29,000円台を回復した。TOPIXも2018年1月の高値を超え、1991年6月以来29年8カ月ぶりの高値を付けた。

日経平均の日足チャートを見ると、1月14日高値@29,979円を終値ベースで上抜けて、30年半ぶりの高値を付けた。下から順番に上向きの60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線が走っており、株価はその上で推移している。株価サイクル3(着実な上昇局面)である。今は業績回復を先取りして期待先行で勢いがあるので(PER=25~26倍)、30,000円の大台を試しに行くだろが、上に行くほど売り圧力も増えてくるはずだ。

33業種すべてが上昇した。上昇率トップ5は、鉄鋼(1)、鉱業(2位)、海運(3位)、銀行(4位)、パルプ・紙(5位)となった。

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