20日の米国株式相場は急反発。ダウ工業株30種平均は前週末比413ドル21セント高の9265ドル43セントで終えた。ナスダック総合株価指数は同 58.74ポイント高の1770.03で終えた。金融市場の落ち着きや、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が議会に追加の景気刺激策の検討を促す発言をしたことを好感した買いが入った。
前週末にオランダの金融大手INGが公的資金を受け入れ自己資本を増強すると発表した。欧米政府などの金融安定化策を受けて短期金融市場が前週から落ち着きつつある。世界的な金融市場の混乱が収拾されるとの期待が広がり、朝方から買いが優勢だった。