WTI原油、3ヵ月で半値に 需給緩和、投資マネーも流出

kuma_kuroiwaさん
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 原油相場が7月半ばに付けた最高値の半値に落ち込んだ。大量に流入していたヘッジファンドなど大口投資家のマネーが急速に流出。年初からの需給逼迫(ひっぱく)感が金融危機の実体経済への波及によって緩和していることも重なった。金融市場の混乱が続くなか、先安観はなお強い。
 ニューヨーク原油先物相場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は終値前日比4.69ドル安の69.85ドル。一時、68.57ドルまで下げ、1年4カ月ぶりの安値となった。7月11日に付けた147.27ドルの半値以下に下がった。相場は11カ月かけて上昇した分を3カ月で失った。
 アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油は16日の終値(12月渡し)が63.05ドル(中心値)。7月4日につけた最高値の140.60ドルから55%下がった。
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