優利加さんのブログ

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「イエレン・プット」は健在

昨日の米国株式相場はキング牧師誕生日の祝日でお休みだった。ドル円為替レートは103円台後半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かったが、株価指数は大きく上げた。東証1部では、上昇銘柄数が912に対して、下落銘柄数は1,187となった。騰落レシオは100.70%。東証1部の売買代金は2兆1930億円。

TOPIX +10 @1,856
日経平均 +391円 @28,633円

イエレン次期米財務長官が指名承認の公聴会で、追加の新型コロナウィルス救済策について「大きな行動を取る」必要があると大規模な経済対策に前向きな姿勢を示した。イエレン氏に対する株式市場の信頼は厚い。FRB議長時代には株価を押し上げる金融政策を行い、下げ相場に強いため「イエレン・プット」という言葉が流行したくらいである。これによりバイデン次期大統領が発表した1.9兆ドルの追加経済対策による景気回復の可能性が高まった。東京市場では業績期待の高い値嵩株を中心に上昇した。米株価指数先物が上昇したことも日本株の上昇を促進した。ただ、財務長官には予算を通す権限はなく、議会次第なので、イエレン氏に期待しすぎているように見える。

日本国内の家計の現預金は25兆円の過剰貯蓄だという。これに1人当たり10万円の給付金が加わり、コロナ禍のため消費が抑制されている。コロナ禍が峠を越せば、これらのお金が消費に使われ、景気回復を早めると考えられる。また、米国も平時よりも2兆ドル(208兆円)多く、追加の給付金も予定されている。この巨額のお金もいつか消費に回る。

日経平均の日足チャートを見ると、2日続落した後、大きく反発した。10日移動平均線も25日移動平均線も上向きであり、株価はその上で推移しているので上昇トレンド中である。

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、ゴム製品(1位)、電気・ガス(2位)、空運(3位)、繊維製品(4位)、電気機器(5位)となった。

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