その思い出の中で、一つだけ、これだけは、やっておいてよかったと、思うことがある。
それは、もっと、努力すべきだったが、悪条件の中で、学習を少しずつやってきたことです。これが、いろいろのことに役立っていると思う。
心の財産、無形財産である。この財産が、意外と思われるが、株式投資に役立っていることを、感じている。それは、投資の方法で、私なりに、調べて投資していることです。
今までの、投資で、僅かばかりの、投資金額になりました。これは、運とかいうのではなく、その方法が、あまり、外れていなかったことによる。
その大元は、調べていることである。高校時代に、アイ・ビー・エムの社長が、新書版ですが「考えよ、考えよ、考えよ」という講談社だと、思いますが、本を見たことがある。当時は、コンピューターと言っても、日本人の誰も、見たことがなく、(富士通、日本電気の、従業員くらい)、何だか全く分からない時代だった。
その時は、そういうもんかと、思ったくらいでした。しかし、この「考えよ、考えよ、考えよ」が、時々、頭に浮かんでくるのです。
そして、当時は株式など。全く縁がありませんでした。また、何となく、未来への不安から、何か一つでも、これだけはと、思う事をやってみようと思い、それからは、事ある毎に、読書を致しました。
それが、頭で考える習慣の原点でした。そして、株式を始めたのですが、この時に、どうしてこうなるのかという疑問から、投資関係の本を、一通り、読んでみました。
そして、数十年が、過ぎました。この学習する癖は、今でも変わりません。
日経新聞の、「私の履歴書」をもう12年くらい、見ております。150人くらいの人生ですか。この中で、これはと、思う人に、共通するのは、「大変な勉強家」であることです。
こんな訳で、これから、どうなるか分かりませんが、時間があれば、少しずつ、学習することを、お勧めいたします。別に、立身出世などとは、申しません。必ず、心の財産として、残ります。世の中を見る目が、明るくなり、人生が豊かになるのではと、思っております。
中年でも、同じです。高齢でも同じです。