大幅高でも多くの銘柄が「それほどでもなかった」という展開

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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


1月19日 火曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、391円高の28633円で取引終了。
材料不足の中でも、限られた業種に大きな買いが入ると日経平均は急上昇。後場の高値では478円高まで上げ幅を拡大させるところがありました。最後の30分で少し売られましたが、高値圏は維持。3営業日ぶりの反発。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆1930億円、出来高は10億677万株。
値上がり銘柄数は912、値下がり銘柄数は1187、変わらずは89銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
25業種が上昇、8業種が下落
上昇率の高い順
ゴム、電気・ガス、空運、繊維、電気機器

下落率の高い順
鉱業、精密機器、倉庫・運輸、卸売、小売

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は141、値下がり銘柄数は80、変わらずは4銘柄でした。
上昇率の高い順
三井E&Sホールディングス 13.80%高
東京電力HD 7.93%高
太陽誘電 7.71%高
マツダ 5.50%高
日揮HD 5.46%高

下落率の高い順
カシオ計算機 2.01%安
沖電気工業 1.99%安
ディー・エヌ・エー 1.90%安
帝人 1.87%安
ニチレイ 1.79%安

〇米国株による影響
キング牧師誕生記念日で休場。

〇欧州株による影響
イギリス(FTSE) 0.22%安
ドイツ(DAX) 0.44%高
フランス(CAC) 0.10%高

小幅な上下で高安まちまち。
この程度の動きでは、日本株の材料として乏しい。

〇限られた業種が寄与
個別ではファーストリテイリングが100円、ソフトバンクGが55円ほど押し上げています。他に業種として半導体関連株が日経平均の上昇に大きく寄与。日経平均は400円近く上昇しましたが(これだけ大きく上昇しても)、採用銘柄の36%が下落しています。東証1部では値下がりの方が多く全体の54%が下落。

米国株が休場で欧州株は動かず。材料不足の中で限られたところが買われており、全体としては「材料難で動意薄」という印象。言い換えれば、大幅高でも多くの銘柄が「それほどでもなかった」という展開。

〇ドル円相場による影響
朝は103円70銭ほどで前日比と変わらず。その後、円安が進んで104円台を回復。こちらは株価にプラス材料。とくに、円安の恩恵を受けやすい輸出関連株への買い材料。日経平均採用銘柄の電気機器は28銘柄中24銘柄が上昇、自動車は10銘柄中9銘柄が上昇、機械は15銘柄中11銘柄が上昇しています。

〇ディフェンシブ性の高い内需が控えめ
前日は、外部環境の悪化を受けて、その影響を受けやすい外需関連株から影響を受けにくい内需関連株に資金がシフトしていました。本日は、円安を受けた輸出関連株など外需が買われ、上昇率2位の電気・ガスを除いて内需が控えめでした。


〇失望しない
指数が大きく上昇しているにもかかわらず、保有株の上昇が控えめ又は下落していると「ガックリ」する方は多くいらっしゃるかもしれません。でも、本日のように内訳をみると控えめ又は下落しても納得できる時は多々あります。それなのに、目先の指数に振り回されて一喜一憂するのは時間の無駄かもしれません。

少し偉そうな書き方になっていますが、昔の私は一喜一憂していましたので、少しでも参考にしてもらえるところがあればと思い書かせていただきました。

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