優利加さんのブログ

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米選挙「トリプルブルー」を懸念

昨日の米国株式相場は上げた(DJIA +167.71 @30,391.60, NASDAQ +120.51 @12,818.96)。ドル円相場は102円台後半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,428に対して、下落銘柄数は686となった。騰落レシオは98.60%。

TOPIX +5 @1,796
日経平均 -103円 @27,056円

米上院決戦投票で民主党が勝利して、大統領、上院、下院を制する「トリプルブルー」(青は民主党の色)になり、財政赤字が拡大しそうだという懸念から長期金利が上昇して1%を超えてきた。また、経済に対する規制が強まりそうである。サウジアラビアが原油を追加で減産すると発表したため、需給が締まるとの見立てから原油相場が上昇した。原油相場上昇は物価上昇に結び付くため、この経路からも長期金利の上昇を促した。これらを嫌気して米株価指数先物相場が下げた。長期金利金利上昇は成長株の値嵩株には不利(成長株は将来に向けてキャッシュフローが大きくなるため、金利が上がるとその割引現在価値である理論株価はより大きく下がる)なので、値嵩株(成長株)は売られた。他方、長期金利の上昇の影響が少ない割安株(バリュー株)は買われた。

日経平均の日足チャートを見ると、小幅続落したが、依然として上向きの10日移動平均線と上向きの25日移動平均線の上で推移している。現状認識は高値圏でのもみ合い中である。

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、石油・石炭(3位)、保険(4位)、銀行(5位)となった。

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