1年の計は、元旦に有り、一日の計は朝にあり。あわてず、落ち着いて、丁寧に、その日を生きれば、道は必ず開ける。一歩、一歩と、無理をせず歩む。この単調な繰り返しこそ、人生の王道なり。
これが、つまらないから、やらないという人は、それなりの、生き方しかできない。三日坊主もそうである。
しかし、世の中、見渡せば、殆どの人が、毎日をその日を、刹那的(せつなてき)に生きている。これでは、一生の終わりの時、つまらない生き方だったと、思うだろう。
単調な中でも、新発見はあるし、そんな中で、人生を切り開くヒントが、あることもある。何か、新しいものを、見つけた時の、感動は、単調な中でも必ずある。
しかし、その単調な、毎日の繰り返しは、己との、闘いの日々でもある。楽しいと言うより、苦しいことでもある。
そう、やすやすと、天は、人を楽しませない。天の人への見ていることは、そして裁きは、厳しいものである。しかし、その天に逆らわず、コツコツと、生きることこそ、これまた、人生が充実したものになり、後になって、楽しい思い出ともなる。
自身を振り返れば、世の中の出世とは、全く、無縁の出来事だった。
しかし、それでも、人生の敗北者とは、言えない。それなりの、人生を歩んできた。苦しかったが、頑張った過去と、その思い出が、しっかりとした財産として残っている。
この心の財産があるので、いろいろな、出来事に対して、その抵抗力は、大きくなっている。
健康管理でもそうだ。毎日の、単調な、小さなことを、実行すれば、何もしないよりは、かなり、ましな結果となっている。そして、これは、すべての事にも、当てはまることとなっている。
人生における人との差といえば、こんなことを言うのではないだろうか。