TOPIX -10 @1,795
日経平均 -186 @27,258円
昨年末の株高の流れを引き継いで日経平均は小高く始まった。しかし、新型コロナウィルスの感染再拡大を受けて菅義偉首相が年頭の記者会見で緊急事態宣言を再び発令する検討に入ると明言したことで失速して、一時は400円超下げた。経済活動の停滞と景気回復の遅れが再び懸念された。しかし、日銀によるETF買い、財政出動と金融緩和政策に対する期待は大きく、下値では買いが優勢となり、切り返して下げ幅を縮小した。さらに、ワクチンの普及が早晩進むと期待されていることも株価を下支えしている。
日経平均の日足チャートを見ると、12月29日高値を更新できずに下ひげを引いた陰線で終えた。目先は上値が重くなりそうだが、10日移動平均線も25日移動平均線も上向きで株価はその上で推移しており、上昇トレンドは継続中である。
33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、陸運(2位)、不動産(3位)、鉱業(4位)、保険(5位)となった。