下放れて25日移動平均線を終値で割り込んだ

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA +37.40 @30,216.45, NASDAQ -13.12 @12,742.52)。ドル円為替レートは103円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が141に対して、下落銘柄数は2,018となった。騰落レシオは92.65%。東証1部の売買代金は2兆319億円。

TOPIX -28 @1,761
日経平均 -278円 @26,436円

新型コロナウィルスの変異種が英国で急速に感染拡大し、欧州大陸側でも変異種の感染が確認された。欧州経済・世界経済への悪影響が懸念され、幅広い銘柄が売り優勢となった。米ダウ工業株30種平均の先物相場やアジアの株価指数も軟調に推移し、日本株へのダウンプレッシャーは大きくなった。日経平均の下げ幅は一時350円を超えた。クリスマス休暇を取る市場参加者も多く、薄商いの中、下げが大きくなった。世界保健機構(WHO)は接種が始まったばかりのワクチンは変異種にも効くとの説明をしているが、人々の高まる不安は消せない。

日経平均の日足チャートを見ると、下放れて25日移動平均線を終値で割り込んだ。まだ25日移動平均線は上向きなので、「買い狙い」で正解なのだが、もし傾きが下向きに転じて株価がその下に沈み込んだら、もはや「買い狙い」ではなく「売り狙い」に戦略転換しなくてはいけない。まだその時ではないが、常に意識しておくべきである。ただ、コロナ禍はいつか必ず終わることも意識しておく必要がある。

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、鉱業(1位)、海運(2位)、鉄鋼(3位)、非鉄金属(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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