yukiROCKfesさんのブログ

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二酸化炭素排出権取引

初めての日記です。

二酸化炭素の排出権取引についてです。

友人が卒論にこのテーマを選び、僕も調べてみました。

浅学ながら感想を。

理屈としてはとても簡単な取引ですが、非常に危険ではないかと思います。

取引方法は二種類あり、主にキャップ・アンド・トレードと呼ばれる方法らしいです。

これは各国、企業に排出量の上限(キャップ)を設定し、実際の排出量との差分を取引するものです。

とても簡単な理屈ですが、この上限の算出が困難なようです。また、算出された量の根拠も示しにくい。実際、ヨーロッパでは裁判にまでなっています。

では、実際に二酸化炭素は削減されるのかというと、システムが上手く運用されれば、削減に繋がると思いますが、世界規模の取引なのでそうはいかないでしょう。

先進国は開発途上国に比べて、二酸化炭素の排出を抑える技術を持っていますし、現在もそれらを活用しています。ということは先進国は開発途上国に比べて、現在以上に二酸化炭素を減らすことは新たな研究・開発が必要となり、時間とお金がかかります。

開発途上国であれば、先進国の技術を活用することにより、お金はかかるかもしれませんが、素早く排出量を削減することができます。

先進国は時間とお金をかけて、研究するよりも途上国から排出権を買い取ったほうが効率が良くなり、技術の進歩に遅滞が生じる可能性もあります。

また、上記したように排出量の算出は困難で曖昧です。途上国に対するキャップが経済成長を阻害する可能性もあります。

しかし、僕が最も懸念するのは排出権バブルの崩壊です。

証券化され本格的に国際投資が過熱すると、必ずバブルになります。そして、崩壊します。二酸化炭素の値段が上がり続けるわけがないんですから。サブプライムローンどころの騒ぎじゃないですね。

確かに上手くいってるうちは二酸化炭素の削減になるかもしれない。良い思いもできるかもしれない。

じゃあ、価格が急騰すれば?急落すれば?

皆さんはどう考えますか?
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