上放れるには材料不足

優利加さん
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昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +337.76 @30,199.31, NASDAQ +155.02 @12,595.06)。ドル円為替レートは103円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,000に対して、下落銘柄数は1,083となった。騰落レシオは104.17%。東証1部の売買代金は2兆1404億円。

TOPIX +5 @1,787
日経平均 +70円 @26,757円

米追加経済対策の与野党協議が進むとの観測が出てきた。また、米国を中心に新型コロナウィルスのワクチン(米バイオ製薬大手モデルナのワクチン)が普及するとの期待から買いが優勢となった。ただ、上値は重く、12月17日の連邦市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードが広がった。

日経平均の日足チャートを見ると、11月30日以来頭打ちとなり、10日移動平均線が横向きとなり、株価はそのわずか上で推移している。既にかなり上げてきたため、これ以上の高値を目指すには材料不足でなかなか上放れできない。かといって、下に放れるかというと、新型コロナウイルスの感染拡大によって経済に下押し圧力がかかっているが、この伝染病は早晩、勢力が衰えて行き、世界経済の下押し圧力は弱まることは誰の目にも明らかなので、売り難い。

33業種中25業種が上げた。上昇率トップ5は、パルプ・紙(1位)、非鉄金属(2位)、鉄鋼(3位)、鉱業(4位)、その他製品(5位)となった。

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