TOPIX +13
日経平均 +354円 @26,788円
米国では、米製薬大手ファイザーに次いで、バイオ製薬のモデルナもワクチンの緊急使用許可を申請すると発表した。新型コロナウィルスのワクチンが年内にも利用開始されるとの期待が高まり、世界経済の回復が早まるとの見立てから、半導体関連株や景気敏感株を中心に買いが優勢となった。日経平均は一時、400円超の上げとなり、1991年4月以来、29年半ぶりの高値更新となった。昨日11月30日は米MSCIが算出する株価指数の銘柄入れ替えに伴い、株価指数に連動させる運用をするパッシブファンドから1000億円超の日本株の売りがあったため、大引けにかけて大きく下げたが、あれは一時的な要因に過ぎない
日経平均の日足チャートを見ると、陽線で上げて昨日の「包み線」に続いて「はらみ線」となった。昨日の「包み線」を下抜けていれば「包みの下抜け」となり株価調整の警戒サインとなっていたが、今日はそうならずに上に動いた。上向きの10日移動平均線の上で推移する限りは買い玉を維持するのが正解である。
次の不等式は今も有効である。
金融緩和政策+財政政策+ワクチン開発期待>新型コロナウィルスの感染拡大による世界経済の縮小ダメージ
33業種中27業種が上げた。上昇率トップ5は、証券(1位)、非鉄金属(2位)、金属製品(3位)、倉庫・運輸(4位)、海運(5位)となった。