TOPIX -32 @1,755
日経平均 -211円 @26,434円
前場は上げて始まり値嵩株のハイテク株中心に上げて、日経平均は一時180円高まで上げたが、短期的な過熱感が警戒され景気敏感株を中心に利益確定売りが優勢となった。後場では、トランプ米大統領が「我々が選挙で負けたなどあり得ない」とツイートしたため、米ダウ工業株30種平均先物が下げた。
これを嫌気した売りが増えて日本株相場の重しとなった。大引けでMSCIが発表した指数採用銘柄の銘柄入れ替えに伴い、日本株から1179億円の資金が流出したと試算されている。今日は下げたが、11月に入り15.0%(3,456円)も上げた。この上昇率は1994年1月以来、26年10カ月ぶりの大きさだった。
日経平均の日足チャートを見ると、高く始まって今回の戻り高値を更新したが、失速して陰線で終えた。上方新値12本となり、高値圏での「包み線」の出現である。通常なら、これからしばらく調整しそうであるが、今回はどうなるか?
33業種中32業種が下げた。下落率トップ5は、保険(1位)、不動産(2位)、鉄鋼(3位)、陸運(4位)、銀行(5位)となった。