日本など15カ国は15日、オンライン形式で会合を開き、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名した。世界の国内総生産(GDP)や貿易額で3割を占める大型の自由貿易協定(FTA)が発足する。当初交渉に加わっていたインドは参加を見送った。
首脳会合には日本から菅義偉首相が出席。15カ国は首脳会合に引き続き、オンライン形式で署名式に臨んだ。RCEPも含めた東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の会合を主催したベトナムのフック首相は15カ国の署名後に会見し、「RCEPはまもなく批准され、全てのRCEP加盟国のビジネスに繁栄をもたらすことになる」と話した。(日経新聞)