高値追いしてまで買おうという動きにブレーキ

優利加さん
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昨日の米国株式相場はダウ工業株30種平均が小幅安となったが、ナスダックは大きく上昇した(DJIA -23.29 @29,397.63, NASDAQ +232.57 @11,786.43)。ドル円為替レートは105円台前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かったが、日経平均は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が734に対して、下落銘柄数は1,365となった。騰落レシオは94.96%。東証1部の売買代金は2兆8059億円。

TOPIX -3 @1,726
日経平均 +171 @25,521円

世界的な大規模金融緩和が続くとの期待から日経平均は続伸した。SQ算出前のオプションの最終売買日だったこともあり、先物主導で値嵩株が上昇して株価指数を押し上げた。1991年6月以来、約29年ぶりの高値水準で引けた。今日は景気敏感株が売られて、成長株が買われた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は11月11日の講演で追加緩和について前向きな姿勢を示した。

日経平均の日足チャートを見ると、高値を更新したが、陽線が短くなり上ひげを引いた。25日移動平均線乖離率は7.1%に拡大した。上昇ピッチが速すぎるが、勢いのある時はなかなか止まらない。日経平均株価は高値更新したが、売買代金が減ってきたので、多くの個別銘柄は高値追いしてまで買おうという動きにブレーキがかかってきたようである。

日経平均は続伸したのに、33業種中8業種しか上げなかった。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、情報・通信(2位)、精密機器(3位)、機械(4位)、食料品(5位)となった。

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