TOPIX -3 @1,726
日経平均 +171 @25,521円
世界的な大規模金融緩和が続くとの期待から日経平均は続伸した。SQ算出前のオプションの最終売買日だったこともあり、先物主導で値嵩株が上昇して株価指数を押し上げた。1991年6月以来、約29年ぶりの高値水準で引けた。今日は景気敏感株が売られて、成長株が買われた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は11月11日の講演で追加緩和について前向きな姿勢を示した。
日経平均の日足チャートを見ると、高値を更新したが、陽線が短くなり上ひげを引いた。25日移動平均線乖離率は7.1%に拡大した。上昇ピッチが速すぎるが、勢いのある時はなかなか止まらない。日経平均株価は高値更新したが、売買代金が減ってきたので、多くの個別銘柄は高値追いしてまで買おうという動きにブレーキがかかってきたようである。
日経平均は続伸したのに、33業種中8業種しか上げなかった。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、情報・通信(2位)、精密機器(3位)、機械(4位)、食料品(5位)となった。