優利加さんのブログ

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金融相場の真っ只中

昨日の米国株式相場はダウ平均株価が続伸した(DJIA +262.95 @29,420.92, NASDAQ -159.92 @11,553.86)。ドル円為替レートは105円台前半での動きだった。本日の日本株全般は続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,614に対して、下落銘柄数は493となった。騰落レシオは96.32%。東証1部の売買代金は3兆4841億円。

TOPIX  +28 @1,729
日経平均 +444 @25,350円

日経平均は今日も上げて7日続伸となりこの7日間で約10%上昇した。新型コロナウィルスのワクチン実用化に対する期待が引き続き高いことに加えて、世界の主要国が行って来た大規模な金融緩和により過剰流動性が有利な運用先を求めて株式市場に流入していること、そして米大統領選挙が終わって不確実性が大きく後退したことが背景にある。長期金利が上昇し、保険会社や銀行などの金融株が上げた。

日本株はこれまで出遅れ感が強く、海外からの長期の資金も入り始めたようだ。25日移動平均線乖離率が6.8%まで拡大してきたため、短期的な過熱感は高まっている。今年6月8日には10.2%まで拡大した後に調整モードに入った。東証1部の売買代金は3兆円台半ばで今は高水準だが、もし、明日以降この売買代金がピークアウトしてくると高値追いで買う人が減少し始めたことを意味する。つまり、高値更新が止まる。

日経平均の日足チャートを見ると、「赤三兵先詰まり」に続く上ひげを引いた上放れ陰線が出たにもかかわらず、さらに陽線で高値を更新してきた。業績見通し(ファンダメンタルズ)の改善速度を遥かに上回る株価の上昇であるが、世界的な大金融緩和政策が続く中、過剰流動性が高まり、有り余ったマネー株式市場に流れ込んで株価を押し上げている。金融相場の真っ只中にいる。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、不動産(1位)、鉱業(2位)、保険(3位)、海運(4位)、銀行(5位)となった。

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