年末ラリーのアナマリーを期待しているのか

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -157.71 @28,679.81, NASDAQ -12.36 @11,863.90)。ドル円為替レートは105円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が735に対して、下落銘柄数は1,355となった。騰落レシオは121.48%。東証1部の売買代金は1兆9458億円。

TOPIX -5 @1,644
日経平均 +25円 @23,627円

米国株式相場は小幅反落したことに加えて、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬で開発中止が相次いていることが株式相場の重しとなって、日経平均は下げて始まった。しかし、日本政府が第3次補正予算案を編成すると報じられたことで日本経済回復への期待が高まった。米ダウ工業株30平均の先物相場も日本時間で堅調だったこともあり、日経平均は切り返した。年末ラリーを期待しているのか、日経平均は下げそうで下げない。1980~2019年の40年間で日経平均は10~12月に28回(約70%の確率)上げた。直近10年間では8回、つまり80%の確率で上げた。この間の平均上昇率は+7.3%で、その内4回は10%超の上昇だった。この再現を期待しているようだ。

日経平均の日足チャートを見ると、本日は短陽線で終ったが、高値圏保ち合いレンジの上限近辺での動きに変わりはない。

33業種中27業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、鉄鋼(2位)、非鉄金属(3位)、ゴム製品(4位)、鉱業(5位)となった。

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