人間心理とは不思議なもので、物事の方向性が定まらなくても、期待感だけで動いてしまうようです。
公的資金の注入に関してもそうですし、海外の証券市場が反発したこともそうです。
しかし、この一連の現象は、何かが解決したからではなく、公的資金を注入することでなんとかなるのではないかという期待感からくるものです。
前回の日記にも書きましたが、金融バブルの崩壊による闇は深いです。
まだ底が見えないこの局面で、一体、これだけの資金で問題を解決するに足るとなぜわかるのでしょうか?
はじけた金融バブルの規模から言えば、今回、注入された公的資金では多分足りないでしょう。
今後の動きには注意しましょう。