下に引っ張ろうとする力になんとか抗ってはいるが・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅反発した(DJIA +52.31 @26,815.44, NASDAQ +39.28 @10,672.27)。ドル円為替レートは105円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,622に対して、下落銘柄数は471となった。騰落レシオは118.94%。東証1部の売買代金は2兆3708億円。

TOPIX +8 @1,634
日経平均 +117円 @23,205円

大型ハイテク株が買い戻されて米国株式相場が小幅高となった。9月末の配当および株主優待権利付き最終売買日が9月28日と近づいているため、権利取り狙いの買いが優勢となった。また、米株価指数も日本時間で堅調に推移していた。ただ、欧州では新型コロナウィルス感染が再拡大しており、米国では追加経済対策が遅れているため、経済に与える悪い霧が消えたわけではない。

日経平均の日足チャートを見ると、株価は反発してほぼ横向きの25日移動平均線に辛うじて接するくらいまで戻した。株価を下へ引っ張ろうとする根強い力に何とか抗ってはいるが上に放れるほどの上昇力もまだない。苦しそうだ。

新型コロナウィルスは企業の体力を着実に奪っている。2000年3月期の製造業1007社の減損は2兆9901億円となり、前年度比2倍に膨らんだ。非製造業945社の減損も1兆2866億円と86%増となった。特に自動車会社および自動車部品メーカーの減損が目立つ。

33業種中26業種が上げた。上昇率トップ5は、倉庫・運輸(1位)、ガラス・土石(2位)、輸送用機器(3位)、鉱業(4位)、小売り(5位)となった。

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