TOPIX -6 @1,638
日経平均 -156円 @23,319円
FOMC後の記者会見で、パウエルFRB議長は量的緩和の強化を示唆しなかった。これに市場が落胆した。日本時間で米ダウ工業株30種平均先物が下落して推移し、さらに1ドル=104円台まで円高が進んだことも株式相場の重しとなり、日経平均は下げた。下げ幅は一時200円を超えた。日銀の金融政策決定会合では現在の大規模な金融緩和政策を維持するとの決定だったが、想定の範囲内ということで株式相場への影響は限定的だった。
日経平均の日足チャートを見ると、短陰線で小幅安となったが、緩やかな上昇トレンドは崩れていない。ただ、高値を更新できなくなっているので、短期トレーダーたちは痺れを切らして手仕舞い売りを出しそうな局面ではある。その売りを全部買い切って高値を買い上がる動きになるにはそれ相応の買い材料が必要となってくるが、まだそれが見えてこない。
33業種中23業種が下げた。下落率トップ5は、陸運(1位)、空運(2位)、非鉄金属(3位)、鉄鋼(4位)、輸送用機器(5位)となった。