緩やかな中期上昇トレンドを描いている

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅下落した(DJIA -405.89 @27,534.58, NASDAQ -221.97 @10,919.59)。ドル円為替レートは106円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,601に対して、下落銘柄数は480となった。騰落レシオは119.18%。東証1部の売買代金は2兆5640億円。

TOPIX +12 @1,637
日経平均 +171円 @23,406円

米国株式相場が大幅下落した流れを受けて、日本株全般も下げて始まった。しかし、国内の経済活動が正常化する期待が高まり、内需株を中心に買いが優勢となって切り返し始めた。東京都は9月10日に新型コロナ感染状況の警戒レベルを最上位から1段階下げた。東京都内の飲食店などの営業時間を伸ばし、政府は「GoToトラベル」の対象に東京都を加える方針を示した。さらに、米株価指数先物が一段高となると日経平均もさらに上昇した。

日経平均の日足チャートを見ると、寄り付きは下げて始まり10日移動平均の下に沈み込んだが、終わってみれば昨日の高値も軽く超えた。25日移動平均線の傾きを見ると、緩やかな中期上昇トレンドを描いている。下から順番に、上向きの250日移動平均線、上向きの60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、上向きの10日移動平均線が走っており、さらにその上に株価がある。これらが何を意味するか?過去10日間で株を買った人、過去25日間で株を買った人、過去60日間(=3か月)で株を買った人、過去250日(=1年)で株を買った人の平均買いコストを現在の株価が上回っており、平均的な人は含み益状態にあるということである。

33業種中29業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、その他金融(2位)、陸運(3位)、精密機器(4位)、空運(5位)となった。

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