海運株が大幅高となった意味は・・・

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅反発した(DJIA +439.58 @27,940.47, NASDAQ +293.88 @11,141.56)。ドル円為替レートは106円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,523に対して、下落銘柄数は562となった。騰落レシオは112.39%。東証1部の売買代金は2兆1633億円。

TOPIX +19 @1,625
日経平均 +203円 @23,235円

ハイテク株の調整が一服して米国株式相場は大幅し、新型コロナウイルスのワクチン開発を巡る不透明感もやや後退した。これを好感して日本株全般は反発したが、上値は重かった。今日は海運株が大幅高となった。海運が大幅高となるということは、世界の貿易が再び活発化するのはそう遠くないとマーケットが判断したという意味である。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横ばいの10日移動平均線の上にまた浮上した。下から順に250日、60日、25日がすべて上向きで、且つ、ほぼ横ばいの10日移動平均線の上に株価はある。中期的な趨勢は上向きだが、直近の動きは足踏み状態というのが現状認識である。先のことは誰がどんなにチャートを眺めても分析しても正確には分からない。将来の株価は今日現在では誰も知らない将来飛び出してくる株価材料によって動くからである。だからチャート分析だけでは不十分である。相場の背景を常に理解しておき、その上で想像力も加えてチャートを読む習慣が判断ミスを最小限にしてくれる。そしてその判断ミスも建玉操作によってダメージを小さくできるし、場合によっては利益に転じさせることも可能となる。

33業種中すべての業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、ガラス・土石(2位)、その他金融(3位)、ゴム製品(4位)、建設(5位)となった。

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