日経平均、横向きの10日移動平均線の上に再浮上

優利加さん
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昨日の米国株式市場はレイバーデイのため休場だった。ドル円為替レートは106円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げた。東証1部では、上昇銘柄数が1,757に対して、下落銘柄数は344となった。騰落レシオは118.29%。東証1部の売買代金は2兆941億円。

TOPIX +11 @1,621
日経平均 +184円 @23,274円

米国株式市場は祝日で休場だったが、欧州市場が株高となった。新型コロナウイルスのワクチン開発進行および新規感染者の減少傾向から景気回復が期待され、景気敏感株が買われた。8月の景気ウォッチャー調査(街角景気)は、街角の景気を示す現状判断指数(季節調整済み)が43.9と4月連続で改善したことも今日の株式相場を押し上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きの10日移動平均線の上に再浮上した。高値圏での横ばいが続いているが、今のところ大きく落ち込みそうな兆候は出ていない。下から順番に、やや上向きの250日移動平均線、上向きの60日移動平均線、上向きの25日移動平均線、ほぼ横向きの10日移動平均線が走っており、それらすべての上に株価はあるからである。これはテクニカル分析の判断であるが、ファンダメンタルズ分析によっても株価は下がるよりももう少し上がる可能性が高い。なぜなら、新型コロナウイルスの世界的感染による経済停滞が原因で株価が下がったのだから、新規感染者の減少と相まってワクチンの開発・流通が始まれば株価を強く下押しする悪材料がほとんどなくなるからである。但し、株はコロナ前の水準近くまで回復しているので、短期間ではそれほど上がらないと見ている。

33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、サービス(1位)、食料品(2位)、鉄鋼(3位)、不動産(4位)、非鉄金属(5位)となった。

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