米国株の大幅急落の割には下げが小さかった

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅反落した(DJIA -807.77 @28,292.73, NASDAQ -598.34 @11,458.10)。ドル円為替レートは106円前半での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が617に対して、下落銘柄数は1,457となった。騰落レシオは107.70%。東証1部の売買代金は1兆8713億円。

TOPIX -15 @1,617
日経平均 -260円 @23,205円

米国株が急落した。ダウ工業株30種平均は一時1,000ドル以上急落した。その割には本日の日本株全般は下げが小さかった。9月7日(月)はレイバーデイのため祝日となるため、海外勢による手仕舞い売りで日経平均は一時300円を超す下げとなったが、大引けに向けて下げ幅を縮小した。ハイテク・半導体関連株が売られ、反対に自動車株、地銀株が買われた。

大規模な金融緩和を背景に米国株は史上最高値を更新してきた。ナスダックは9月2日時点で200日移動平均線乖離率が28.7%まで拡大したことにマーケットの注目が集まっている。この乖離率は2000年3月以来の過熱状態を示すからである。その後、ITバブルが弾けて1年間で約60%も株価は下落した。今回は相場の背景が異なるので同じように急落するとは思えないが、上げ過ぎればある程度の調整は避けられないことだけは確かである。

日経平均の日足チャートを見ると、ギャップダウンして上向きの10日移動平均線の上に乗りかかるところまで下げたが、チャートの上昇を示す形はまだほとんど崩れていない。

33業種中25業種が下げた。下落率トップ5は、精密機械(1位)、情報・通信(2位)、医薬品(3位)、サービス(4位)、食料品(5位)となった。

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