横向きの10日移動平均線の上で横ばいを続けている

優利加さん
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昨日の米国株式相場は大幅上昇した(DJIA +215.61 @28.645.66, NASDAQ +164.21 @11,939.67)。ドル円為替レートは106円台前半の前日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,228に対して、下落銘柄数は846となった。騰落レシオは101.76%。東証1部の売買代金は1兆8785億円。

TOPIX +8 @1,623
日経平均 +109円 @23,247円

米国株が大幅上昇した割には日本株全般は上値が重かった。日経平均は既に新型コロナで急落し始める前の水準近くまで戻ってきた。安倍政権を引き継ぐ次の政権の動向を見極めたいという雰囲気が強い。FRBが先週、物価上昇率が一時的に2%を超えることを容認する指針を示したことでハイテク株など成長株には良好な相場環境が続くと期待されている。しかし、ハイテク株の上昇がいつまでも続くわけではない。株価全体が上がるためには、景気敏感株も含めて企業全体の業績が回復する必要がある。

日経平均の日足チャートを見ると、ほぼ横向きの10日移動平均線の上で横ばいを続けている。チャート分析だけで見ると、早晩、調整しやすい。上放れするようなきっかけ、好材料が出てこないと横ばい期間が長くなり、その分だけ調整した場合、調整期間も長くなる。

33業種中24業種が上げた。上昇率トップ5は、電気機器(1位)、海運(2位)、その他製品(3位)、その他金融(4位)、水産・農林(5位)となった。

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