一旦戻り相場へ・・・でも、その後に要注意

欧州各国の公的資金注入を好感し、アジア、欧州共に大幅に反発している。
今週のブラックマンデーは避けられる見通しが強まった。

戻りの目処は、10/10の安値を目先底として、

・9/22の高値12,264を基点とするなら
 0.382戻し: 9,700円
 0.5  戻し:10,190円
 0.618戻し:10,679円

・6/6の高値14,601円を基点とするなら
 0.382戻し:10,592円
 0.5  戻し:11,358円
 0.618戻し:12,123円 となる。

しかしこれらの目標値を達成後、恐怖の下げを想定した取組みが必要と考える。

なぜなら、欧州の公的資金注入は、それだけ事態が深刻だということの裏返しでもある。
アイスランドに始まり、スイス、アイルランド、英国などが銀行の預金・借入れ残高が国のGDPを大幅に上回っている。 つまり国が破綻する恐れもあるという想定も必要だと思う。

また「金曜日に底を打つことはない。」との経験則に立てば、NY・日本とも底はまだ付けていない可能性が大きい。
もう一度以上大きな下げがやってくるという中での戻し相場であり、深追いは禁物である。

アジア・欧州の反発を喜びつつ、引き続き慎重な対応を心掛けたい。
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