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メルセデスベンツ、超高性能な直4ディーゼルを新開発

ダイムラーは9月10日、メルセデスベンツ『Cクラス』に新しいディーゼルを積む「C250CDIブルーエフィシエンシィ」を追加した。
新ディーゼルは直4でありながらV6並みの性能を発揮。また、燃費やCO2排出量といった環境性能も世界トップレベルを実現している。

ブルーエフィシエンシィはダイムラーがV6ディーゼルで展開してきた「ブルーテク」と「Adブルーインジェクション」を、初めて4気筒ディーゼルに採用したもの。

ブルーテクはNOx吸蔵還元触媒や尿素噴射装置をDPFやSCR(選択還元触媒)と組み合わせて、排出ガス中のNOxなどの有害物質を削減するシステム。
Adブルーインジェクションは、薄めた尿素を触媒内に噴射。NOxとアンモニアを化学反応させて、水と窒素に分解するシステムだ。
ダイムラーによると、ブルーテクとAdブルーインジェクションのコンビで、NOxは約80%削減できるという。

新エンジンは少ない排気量で、大きなパワーを得ている点も見逃せない。
排気量は2143ccの直4でありながら、スーパーチャージャーを搭載することで、204psの最大出力と51kgmもの最大トルクを獲得。
0-100km/h加速は7秒、最高速度は250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスを発揮する。
さらに、燃費は19.2km/リットル、CO2排出量は138g/kmと環境性能も一級だ。

ダイムラーは「現在4種類ある直4ディーゼルを、この新ユニットに置き換える予定」と説明。
さらに、「将来は『Eクラス』や『GLK』などウェイトが重いモデルにも搭載していきたい」と語っている。
実際、日本でもおなじみの「E320CDI」が積む3リットルV6ターボディーゼルが211ps/55.1kgmのスペック。
4気筒のC250CDIはこれとほぼ同等の性能を発揮するわけだから、効率の高さが際立つ。

この新ディーゼルを搭載する「C250CDIブルーエフィシエンシィ」はスポーティな装備を追加した特別限定車、「プライムエディション」を欧州で4000台先行発売。
その後、カタログモデルとして、ラインナップされることになっている。価格は4万 638ユーロ(約615万円)から。
今後、メルセデスの中核ディーゼルとして、幅広いモデルに搭載されることになりそうだ。

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これは、1.6ℓ~2.4ℓクラスの今後の展開に大きく影響を与えるニュースだ!

日産も中型車にはディーゼルで押し通せるかもしれない。
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