TOPIX +3 @1,607
日経平均 +65円 @22,986円
中国のテンセントの対話アプリであるウィーチャットを巡り、中国国内で米企業がウィーチャットを使用し続けることを米政権が認めそうであると報道された。これを受けて、米中対立を巡る過度な警戒感がやや後退し、ハンセン指数をはじめとするアジア株が上げた。ただ、新型コロナウィルスによる景気減速懸念は根強く、日本株は高安まちまちとなった。
日経平均の日足チャートを見ると、上向きからほぼ水平に転じつつある10日移動平均線に上から接しながら滑るように動いている。7月15日高値@22,965円が下値支持線として意識されている。企業業績の谷底は既に通り過ぎたが、時折飛び出してくる悪材料が株式相場を下へ引っ張ることは十分ありうる。それでも、新型コロナウィルスの感染拡大という世紀の悪材料も徐々に消化されて行き、材料として飽きられ、そう遠くない将来に株価があまり反応しなくなるはずだ。その時には別の大きな株価材料が出て来て、株価はその材料により大きく反応するようになる。
33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、その他製品(1位)、機械(2位)、小売り(3位)、金属製品(4位)、化学(5位)となった。