堅実さんのブログ

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社会とのバランス 2年8月23日(日) 12時20分

(金持ち、幸せか。    中村天風)



 NHK「心のじかん」「心の時代」(?)を、録画で何度も見ている。僧侶で、この人は別の番組では、大学時代は、工学系で勉強して、どういうわけか、僧侶になった。その、いきさつは、わからぬが。仏教の話では、社会で言っている言葉でも、仏教用語では、大分異なっている。

禅宗の僧侶の、話である。秋彼岸の、坊主の説法のようでもある。1時間番組なので、いろいろ、内容が多い。時々、下らんと思いながらも、見ている。坊主はスポンサーが、いなければ、生活できない。スポンサーは檀家である。


 その中で、和合について、話された。ネットで調べたら、和合とは、男女の、性交とあった。また、一つになることとある。ここでは、自然との和合である。


 僧は、悟りを得る状態は、自然と一体になった心の状態と、説く。人の我欲があるのは、悟りの状態ではなく。欲をすて、自然の中に溶け込み、我も無く、自然もなく、自然の中の一部として、我がある状態が、悟りの状態であると。なるほどと思う。

 しかし、人は自然とは異なる、人の集まり、社会の中で生きている。この社会の中では、とても、社会と人との、一体は、考えられない。どうするかである。


 この社会は、欲望、むき出しの、人の集まりである。こんな中では、とても、人と社会の調和など、ありえない。欲と欲との、バランスが、異なっている。ある人の欲と、別の人の欲では、その方向も、その大きさも異なっている。とても、バランスがあるとは思えないし、バランスが来るとも、思えない。


考えるに、小欲知足の状態が、人と社会との、バランスを、それがしやすい状態ではないか。バランスがくるとは、思えないが、この小欲知足で、人、個人の心の状態が、わずかでも、安定方向にむくのではと考える。



 



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