GDP成長率が戦後最大の落ち込みでも踏みとどまった

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は高安まちまちだった(DJIA +34.30 @27,931.02, NASDAQ -23.20 @11,019.30)。ドル円為替レートは106円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が635に対して、下落銘柄数は1,452となった。騰落レシオは98.16%。東証1部の売買代金は1兆5014億円。

TOPIX -14 @1,610
日経平均 -193円 @23,097円

2020年4~6月期の日本の実質GDP速報値は前年比年率27.8%減となり、戦後最大の落ち込みを記録した。個人消費の減少幅が事前の市場予想よりも大きかったため、景気回復が想定よりも遅れるとの懸念が高まったため、本日の日本株全般は売り優勢となり、日経平均先物主導で下げた。しかし、米株価指数先物や主要なアジアの株価指数は堅調に推移したため、下値は限定的だった。

日経平均の日足チャートを見ると、6月8日高値@23,178円辺りが上値抵抗線として株価の頭を抑える形となっている。このまま暫くまた横ばいが続くのか、上に放れるのか、これから出てくる材料次第だ。しかし、敢えてチャートの形だけで判断すると、10日、25日、60日のすべての移動平均線が上向きであり、且つ、株価がその上で推移しているため、上に放れるのではないか?

33業種中31業種が下げた。下落率トップ5は、精密機器(1位)、サービス(2位)、陸運(3位)、医薬品(4位)、その他金融(5位)となった。

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